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​兜町裏通り話

セブン&アイ・HDの2024年2月期決算から考える投資魅力

■そこでもう一度、セブン&アイの2024年2月期連結決算に戻る

 セブン&アイの2024年2月期における主要セグメント営業収益(売上げ)は、「国内コ

ンビニ事業」が9217億円(前年比3.5%増)、「海外コンビニ事業」が8兆5169億円(同

3.7%減)、それに「スーパーストア事業」が1兆4773億円(同1.9%増)である。金融事

業などその他の事業は規模が小さいので省略するが、営業収益合計が11兆5348億円(同

2.9%減)となる。

 前年度はこれに「百貨店事業」営業収益が4673億円加わっていたが、2023年9月1日に百貨店の「西部。そごう」をハゲタカのフォートレストにわずか8500万円で売却してしまったため、2024年2月期からは「百貨店事業」が消えている。「西部・そごう」の保有不動産だけで3000億円の価値があったはずである。

 

 これまでも書いているように国内および海外コンビニ事業の営業収益(売上げ)には内外の加盟店売上が含まれていない。紙面の関係で計算方法は省くが、加盟店売り上げを含めた国内チェーン全店売上げが5兆3452億円、海外チェーン全店売上が10兆4118億円と、海外コンビニ事業が国内コンビニ事業の約2倍の売上げとなっている。

 2016年5月にグループトップとなった井坂は、何とか自分の「独自色」を出そうと海外コンビニ事業に注力する。そして2020年8月に米国のガソリンスタンド併設型コンビニを約3800店舗運営するSpeedway を210億ドル(当時の為替で2.2兆円)で買収すると合意し、2021年7月に合併を完了させる。

 

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